小学生の頃だったかな?群馬県にある、とある高島屋のイベントで宇宙服を着た事を思い出しました
イベント名は忘れてしまったのですが、親がイベント開催日を勘違いして終了寸前に到着した事を
覚えています
そして展示が終了される宇宙服を「じぃ~~」と、見つめていました
すると「僕、着てみるかい?」と、思わぬ言葉が聞こえたのです
何も考えず反射的に頷いたのを覚えています
装着した最初の感想は「思ってたより軽い」「ごわごわしてるけど、普通に動ける」でした
指の動き具合とか、細かい事は覚えていませんがそんな感じでした
今思うと、とんでもない貴重な経験をさせて頂いたと思います
今更ですが「ありがとうございます」
公式サイト
スタッフ
・原作 : アンディ・ウィアー
・監督:リドリー・スコット
・ジャンル:SF・旅(冒険)・宇宙物語
・上映:2016年2月(日本)
感想 SF映画のイメージとオデッセイ
宇宙を舞台のSF映画と言えば、誰もが思い浮かぶのはジョージ・ルーカス監督の「スターウォーズ」です
それとスティーヴン・スピルバーグ一監督の「E.T.」も、そうでしょう
結果、一般の人が連想するイメージのSF映画は「宇宙戦争・UFO」だったりします
しかし、このSF映画「オデッセイ」は2035年火星が舞台のSF映画です
宇宙戦争やUFOは一切ありません
あるのは、現代科学の延長線上にある2023年の火星です
SF映画であり、NASAから得た科学知識を元にしており、リアリズムが抜群です
無重力の面白さ・真空で空気の無い怖さ・果てしなく遠い地球の感覚が身近に感じます
近未来の設定で有るが故に、優に想像出来るからだと思います
感想 火星サバイバル!
物語は一言で例えると「火星サバイバル」です
サバイバルと言っても火星なので、地球の様に水が欲しければ、
掘ったり探したりすれば見つかる事は、ほぼ無いです(実際は火星に水が存在する)
当然食べ物も確保しなければです
地球から火星まで宇宙船で辿り着くには、現代科学で6~9ヶ月掛かるとされています
その間の食料も考えなければです
これらのANSWER(答え)も兼ねて、宇宙飛行士の主人公が実体験で教えてくれます
その様子は「なるほど!」や「そこまで考えなければダメなのか!」など
見ている人の驚きや好奇心をかき立てます
感想 主人公の心境
当然ですが火星でのサバイバルは主人公の心境にも影響を与えます
最初にサバイバルな状況に置かれた時、主人公は発狂せずに冷静に状況を分析し行動に移します
宇宙飛行士ならではの、どんな状況下に置かれても対処する訓練の賜でしょうか
やがてサバイバル生活に慣れて来ると、娯楽や暇つぶしにも心配りが出来る様になります
個人的には「人は時間を持て余すと、必ず遊び出す生き物」だと思っています
そして多くの時をサバイバルで過ごすと、今度は髭剃りをしなくなります
ずぼらな所が現れて来るのでしょう、恐らくシャワーも・・・
これらが火星でのサバイバルで人の営みとして描かれているのです
恐らく最先端の科学技術の結晶で出来ている設備を火星サバイバルで活かしたとしても、
結局は人のやる事は同じなのかも知れません
ある意味人間の持つ能力である柔軟性や適応能力の凄さだとも解釈出来るでしょう
優れたSF映画は科学技術の発展の上に、そこでの生活や社会環境も描きます
この視点で見ても、このSF映画「オデッセイ」はとても良く描かれています
終わりに
SF映画「オデッセイ」は他にも宇宙船内外の構造や、設備が解りやすく描かれており、
それを使う宇宙飛行士達も、慣れた仕草や動きを見せます
まるで、本当に宇宙旅行をしている様です
近年、科学的視点でしっかり作り込まれたSF映画やアニメがメッキリ減っている様に思えます
途方もなく未来の話しだとSFを越えてファンタジーに思えてしまいす
ですが逆に近未来の話しですと、ネットで直ぐに科学知識を見つける今では、
SF設定の甘さが見透かされてしまいます
非常に作りにくいのかも知れません
ですが、果敢に挑んで作って欲しいとSF好きの方はきっと思っています
きっとこの人も・・・
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