学生の頃、深夜にF1(自動車レース)を見ていました。
当時は「HONDA(高性能ターボエンジン)」・「音速の貴公子アイルトン・セナ・ダ・シルバ(ドライバー)」が、
大活躍を見せ胸高鳴る時でした。
あれから月日が流れ、今でも自動車好きは変わらないですが、進んで自動車レースを見る事は無くなっていました。
時折「YouTube」で、チラッと目に止まる自動車レースを見る程度です。
そのチラッと目に止まる自動車レースの中で、アニメ「オーバーテイク!」と目が会いました。
公式
スタッフ
原作:KADOKAWA TROYCA
監督:あおきえい
ジャンル:スポーツ・ドラマ
放送:2023年10月
感想(第1印象)
「F1では無く、F4・・・」随分とマイナーな世界を描くアニメだな。
最初の第1印象はこんな感じでした。
若者の車離れが時折囁かれ、
F1(自動車レース・カテゴリー)ですら知っている若者が少ないであろうこの御時世に、
見てくれる若者・年配者・アニメ好きが、いるのだろうか?
「不安だ!」
これはアニメ好き・自動車好きの私が積極的に見なければ!
謎の使命感が目覚めました。
感想(今までのレースアニメとは違うぞ・実名編)
早速見ると、最初に気づいたのは「メーカーやスポンサー」が、実際の実名で描かれている事です。
今までのレースアニメは、メーカーロゴを模したりメーカー名を濁したりしています。
「忖度なのか?配慮なのか?」は、定かで無いですが率直に要らない要素だと私は思っていました。
ですがこの「オーバーテイク!」は、そんな要素を排除してスッキリしています。
感想(今までのレースアニメとは違うぞ・CG編)
![](https://kagayake-blog.com/wp-content/uploads/2024/03/CG-300x226.jpg)
アニメでCGを全面に出して使うのは、アニメ通の間で賛否が分かれる事があります。
自分は「適材適所でCGと手書きを使えば良いのでは?!」と、柔軟に考えています。
この「オーバーテイク!」では、CGを積極的に使っているようで、
コースも実際のレース場をトレースしている様です。
車体の動きは勿論、コースと車体の比率が正確に再現されていて違和感が全く無く、実際レースと見違う程です。
一昔のレースアニメは手描きで、描き方によってどうしても実際のレースとアニメでは違いが出てしまい、
違和感がありました。
しかし描く者の巧みな技術で、ある意味「実際のレース」を超越したりもしていました。
どちらも一長一短だと思いますが、この「オーバーテイク!」はCGを選んだ様です。
感想(今までのレースアニメとは違うぞ・ドラマ編)
物語は主人公の浅雛 悠(高校生)が表彰台に立つ事を目指す話しです。
迷いの無い行動力とメンタルの強さを持ち合わせ、突き進んで行きます。
と、ここまでの話しであればスポーツアニメで良くある物語です。
しかしここにフォトグラファーの眞賀 孝哉が登場します。
彼はトラウマを抱えており、迷い気力落ちしていました。
トラウマの原因もセンシティブで、アニメを作成するに当たり議論奮闘されそうな内容です。
アニメを作成するに当たって、視聴者に伝えたい強い思いがあったのでは無いでしょうか?!
その第2の主人公(個人的見解)眞賀と2系列的な話しが進み、
ヒューマンドラマの様な話しが物語に深みを与えています。
感想(かつて浅雛 澄あさひなとおると同じチームメンバー)
![](https://kagayake-blog.com/wp-content/uploads/2024/03/3eb7e0da90fbd7b06947ffe704b810be-300x199.jpg)
小牧太と笑生 教典の年長者がいます。
彼らはかつて浅雛 澄と同じチームメンバーでした。
若者達に寄り添って、導いたり・刺激を与えたりします。
そして物語の中でこんな事を言っています
「物語の主役はいつだって若い奴らなんだから」
個人的に凄く心に響きました。
なかなか出会えそうで出会えない年長者だと思います。
感想(OP主題歌「Tailwind」)
透き通る声で程良いリズムが心地良い曲です
誰が歌っているのか気になったので調べてみたら、YouTuberの叶さんでした。
歌声で心が清められました。
心の汚れが吹き飛んで行く様でした。
終わりに
ここでは紹介仕切れなかったですが、他にもF4の魅力に見入らされている人物達が登場します。
十人十色の思いがあり、ぶつかったり・葛藤したりします。
カーレース特有の専門的知識は、物語の中で分かりやすく語られているので、知識ゼロで十分に楽しめます。
良かったら、心震わせるエンジン音に響いてみませんか?!
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