遅ればせながら「葬送のフリーレン」を、ようやく見終えました
シーズン1を一通り見終えた感想は、
全話を見終えないと素晴らしさが伝わりにくい作品だと思いました
故に最後まで見届ける事をお勧めします
公式
スタッフ
原作:山田鐘人、アベツカサ
監督:斎藤圭一郎
ジャンル:剣と魔法のファンタジー・回想物語
上映:2023年10月
感想(主人公フリーレン)
主人公のフリーレンはエルフであり、千年以上生きる事が出来る生命を持っています
外見は小柄な人間の姿で、特徴は耳が尖っています
そして、この世界のエルフは人口減少が進んでいるようで、あまり見かけない程の希少種族です
とても長生きである為、人間の尺度とかけ離れており、50年などほんの少しの時間です
旅の途中で寄った街を気に入ったならば、そこで2~3年立ち寄る
(もはや暮らしている)事もあります
感想(物語は終わりの始まり)
物語は勇者ヒンメル一行(フリーレン同行)が魔王討伐終了後から始まります
「えっ?!」と思った方もいらっしゃると思いますが、討伐終了後です
剣と魔法のファンタジー最大の見せ場と思える魔王討伐後から話しが始まるのですから
驚きを通り越して、やや期待感が沈静する気持ちになると思います
しかし、この物語では討伐後から始まるフリーレンの旅で回想の話しとして描かれます
感想(旅仲間)
フリーレンの旅仲間は勇者ヒンメル一行と縁深い者達です
縁深い者達は勇者ヒンメル一行のメンバーと師弟関係であり、フリーレンとの旅で成長します
旅仲間とフリーレンは基本対等な関係であり、時として人生の先輩と後輩だったりします
しかしフリーレン自身が、あまり他人に興味を持たない人物である為、
接し方がおぼつかなかったりするので、時として人生の先輩と後輩の関係が逆転したりもします
感想(回想)
物語で描かれる回想は、主に勇者ヒンメル一行の軌跡です
断片的に描かれるので最初に見た回想が、
その後に描かれた回想で見方がガラリと変わり、物語を見ている我々も人物の捉え方が変わります
分かりやすく言うと、勇者一行のメンバー1人1人の人格や心の動きなどが、
後から描かれた回想で滲んで見えていた事が、ハッキリ見える感覚に近いです
感想(ヒンメル)
多分勇者一行メンバーの仲で、フリーレンに一番影響力を与えたのはヒンメルだと思います
見ている人にも影響を与えるので、フリーレンの気持ちが何となく理解出来ると思います
そしてこのヒンメルと言う男ですが、勇者本来の素質は恐らく低いです
だけど他人の嘘を受け入れ、嘘を誠に昇華させる力を持っています
魔王討伐の際、旅の途中であっても困っている人々がいれば、
ほんの些細な事であっても時間を気にせず解決するまで寄り添い続けます
なぜその様な事までするのか・・・、答えは物語に描かれています
終わりに
世界感や物語は、今風の早くて激しい展開ではありません
ゆったりな物語ですが、スゥーと入る感覚であり年配の方でも楽しめます
主人公は千年以上生きるエルフであり、人々の生き様を栄光から衰退まで見届けます
物語を見ている視聴者の年代によって感じ方が異なると思います
家族や仕事仲間と、感想を述べたりすると更に物語の幅が広がり
繰り返し見る事が出来ます
「剣と魔法の世界」が苦手な人も一緒に、見てみてはどうでしょうか?!
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