昨今のアニメ作品は「タイトル」を見ただけでは、内容が想像しにくい作名が増えました
また強烈なインパクトのタイトル名も増えています
アニメ界は群雄割拠・修羅の世界、年間いったい何本のアニメが生まれてるのか把握するのも困難です
視聴する側も希少な余剰時間を使っているので、選ぶのが大変です
そんな中、また1つ好奇心をくすぐられる、楽しい未知の世界観なアニメに出会えました
「薬屋のひとりごと」です
公式
スタッフ
原作:日向夏
監督:長沼 範裕
ジャンル:中国風ファンタジー・推理・ラブコメ
上映:2023年10月
感想(こんな感じの世界感)
中国風歴史アニメですと、自分は「三国志・キングダム・封神演義」などを見ました
変わった所では「パリピ孔明」とかも・・・(歴史アニメでは無いか)
今回の「薬屋のひとりごと」は、上記の作品と一味違う変わった嗜好の中国風歴史アニメでした
よく中国風歴史アニメですと、宮殿の外(戰)や宮殿の中(謀略・策略)が物語の軸として
描かれている事が多いです
今回の「薬屋のひとりごと」も、軸は多分同じだと思われますが、
物語は「血みどろの切った張った」の重いアニメ作品では無く、宮殿内の日常的な感じです
感想(希な性格の女性主人公)
主人公猫猫(中国読み)は薬師であり、性格は理系女子的です
多分この人と気が合うと思います↓
薬師と言っても、この頃は今と違って仕事内容は明確に分類されていなく、
時には医師としての医療行為に当たる事もしていた様です
猫猫も治療に従事しますが、患者とのコミュニケーションによる診断だけで無く、
表情や仕草、周りの環境や食事・生活リズム等も加味して判断し治療します
多分猫猫のお師匠さんの影響だと思いますが、洞察力の鋭いセンスは見ていて感服します
宮中独特のやり取りも考慮しなければ治療に専念出来ない理不尽さも、女性ならではの気遣いで
上手く円満に切り抜けて行きます(時にはピリピリする場面もありますが、後々の事を考えてでしょう)
そして、薬師としての従事だけで無く、宮殿内の出来事も解決して行きます
多分あの人も気が合うでしょう↓
花街で働いた事もあり、人の見方が養われたのだと思います
花街での人々はある意味、その人の本質が包み隠さず現れる場もあります
結果、宮殿内での出来事も解決に至る術を、身につける事に繋がったのだと思います
感想(ガラリと変わる容姿)
主人公の猫猫は宮殿内での従事をこなす為、時には容姿に彩りを添えます
ここもアニメ「薬屋のひとりごと」の見せ場の1つであり、「本物の美しさとはこう言う事」
と、言わんばかりの演出や表情を見せてくれます
ただ、本人は自分が他人を魅了する容姿を備えている事に気づいていない様です
この辺が主人公の興味が無い事は、全くダメな所です
もっとも完璧さよりも、波がある方が人としての魅力を感じますけど
終わりに
今回の感想は主人公のみにクローズアップしました
物語は回が進むに連れて、右肩上がりに盛り上がって行きます
付箋の置き・点と点が次第に繋がって行きますが、推測しながら視聴するのも一興だと思います
また、中国風の歴史的宮殿建造物も物語の合間にチラホラ見えます
元建設業に携わった自分としては、そちらも見ていました
今は簡単に映像を「ストップ&バック」が出来るので、
そちらも静止して見るのも良いかも知れません(見方としては屈折気味ですけど)
アニメとしては、お目に掛けない珍しい作品ですので、マンネリ気味や新しい発見をされたい方は、
是非お勧めの一作品アニメです
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