アニメ作品を見始める時、自分の好みと違う作品を見る事を時々します
アニメに限らず映画・書物等を見れば、少なからず人生観や価値観に影響を与えるからです
なるべく多彩な知識と中立的な判断を保ちたいと思っているので、敢えてそうするのです
そんな何か、「ぶっ飛んだ」アニメに出会いました
タイトルは「ダンダダン」です
公式サイト
スタッフ
・原作 : 龍幸伸
・監督:山代風我
・ジャンル:恋愛・青春・コメディ・奇想天外
・放映:2024年10月
感想(全体として)
一言で表すと「絶叫マシーン」に乗っている、そんな展開を見せ続けるアニメ作品です
更に絵と表現が独特です
公式サイト紹介で「第2弾PV」を選んだのも、
これが一番表現が落ち着いていて紹介出来そうだと思ったからです
普段アニメを見ない人や年配の方々ほど、嫌煙するアニメだと思います
しかし、見ないと勿体ない作品である事は疑いようがありません
そんなアニメ作品です
「絶叫マシーン」のような展開ですから、テンポの速い時はもの凄く早いです
それはリピート機能を使って見返すか、一度通しで見て再び見る事でクリア出来ます
会話が今時の若者が使う生きた言葉で飛び交うので、知らない言葉も出てきます
それはネットかAIで調べれば直ぐに分かります
手間ですが知らない事を知るのは、後々返ってくると思います
アニメを見るだけなのに無駄と感じると思いますが、
制作陣も無駄を惜しむ事無く(手を抜く事無く)アニメ制作にエネルギーを注いでいます
第7話・優しい世界
特に、「第7話・優しい世界」で、視聴者側もそれを感じ取る事が出来ます
ネタバレしない範囲での文書になるので、ボヤケタ表現になるのですが、
回想シーンで、ほとんど会話もせず作画だけで背景や物語を語っています
「カットの多いシーンはスリリングに、時が和やかに進むシーンではノンカットに」
そして回想を締めくくるシーンでは主観で閉じます
週間アニメを作成するに当たって、「ここまで熱量と手間を惜しまずに掛けるな」と、感服しました
作品のジャンルは「ラブコメ」に当たると思いますが、そこは原作者の色が強く反映されており
見ていて「あ~あぁ・ハハハ」が盛り沢山です
1980年代に放映された居候?!格闘家(ら○ま1/○)のラブコメも、
当時としては一線を越えた表現がありましたが、この「ダンダダン」も負けず劣らずです
両作品に共通しているのは、男女共に生き生きと描かれており、対等に尊重して接している事です
思春期特有の異性への思いや行動の曖昧さは、昔も今も変わらない様ですけど
他にも演出や会話にオマージュ(敬意表した既存作品)を取り入れており、それを見つけるのも一興です
終わりに
監督は山代風我さんです
このアニメ「ダンダダン」を見て知りました
まだ、自分はシーズン1の第10話までしか見ていませんが、映像の美しさより
演出や見せ方に趣を置く監督だと思いました
昨今アニメ制作にはCGは当たり前の様で、AIも使われ始めました
確かに映像としては綺麗ですし、可能性を秘めた素晴らしいツールだと思います
しかしながら、2000年以前のアニメ作品と比べると作画力や演出が相対的に落ちてる様に思えます
それを撥ねのける様な「影をも踏ませない」勢いのあるアニメ作品を
山城監督は「ダンダダン」で表現してくれました
結果、自分の好みと違う尖ったのアニメ作品を見るはずでしたが、
自分好みの作品を見ていたと感じます
新しい世代のアニメ作品に出会えて嬉しかったです
追記:今思うと「ダンダダン」のタイトルからしてぶっ飛んでる
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