もやぁ~と「YouTube」を見ていたら、アニメ「寄生獣」(公式)がお勧めで現れました
「懐かしいなぁ~」と思いながら見ていたら、追っかける様に全部見てしまいました
ので、今回はアニメ「寄生獣」のブログです
公式
スタッフ
原作:岩明 均
監督:清水健一
ジャンル:社会派・アクション・サスペンス
上映:2014年10月
寄生獣との出会い(原作)
自分がまだ学生の頃、同級生が挙って原作漫画の「寄生獣」を回し読みしていました(学生の頃は皆貧乏)
自分も「面白いから読んでみろ!」と勧められたのを覚えています
しかし、当時の自分は偏屈であり、自分から興味を持った事以外は受け入れませんでした
進められるとほぼ拒否しているぐらいです
しかも単行本のカバー絵のタッチが、どうしても生理的に受け付けませんでした
アニメでも漫画でもそうだと思うのですが、どうしても絵が受け付けない事ってありますよね?
あれは何故なんでしょう・・・
寄生獣との出会い(アニメ)
仕事で出勤時間が変則の時です
週によって出勤時間が異なる為、やや時差ボケしている時でした
食事をしている時、箸を持ったまま寝る時があり、ふと目が覚めると寄生獣が放映していました
初見では寄生獣とは気付かず見ていて、主人公とミギーの会話シーンをで、
「何じゃこりゃ?!」
と、思ったのを覚えています
そこから、好奇心に駆られて見続ける事になりました
あれから、もう10年経つ様です(時の早さ恐ろしや)
物語は高校生の主人公(泉新一)と、寄生生物ミギーが登場人物として描かれています
最初に主人公の人体に寄生するので、この段階で受け入れがたいと思う方もいらっしゃると思いますが、
少し堪えて3話程、見続けると慣れてくると思います
その頃にはアニメの世界感に魅了されていると思いますので、後はお好みです
感想(女性の存在)
最初の頃は主人公の身近な出来事から描かれています
家族や友人、学校生活等です
特にこのアニメにおいては、主人公に関わる女性の存在が大きいです
母親の慈愛・恋人の直感・母性愛などが自然に描かれています
普段我々の実生活とほとんど変わらない様に描かれている為、
見る人はそれを感じずにアニメを見進めるでしょう
しかし、全体を後から振り返って見ると、意図的に描いている事に気付くはずです
それがどういった意味合いを持つのか、残念ながら人生経験がまだ未熟な自分には、
まだ分からないままです
感想(生物としての強さ)
「弱肉強食」は自然界を表す1つの表現です
そこには、常に敵意が見え隠れします
しかし現代社会の我々は法や科学の力のおかげで、ほとんど敵意を感じる事は見無に近いでしょう
人間社会に突如未知の敵意を持った生物が隠れていたら、平和慣れ(ボケ)している我々は
瞬時に見抜いて危機回避をする事は出来るでしょうか?
生き抜く力として当たり前に備わって無ければならないはずだった、大事な力です
寄生獣ではここにも焦点を当てています
虫も殺せない程の優し心を持った主人公が、物語が進むに連れて強くなって行きます
主人公本来の潜在していた力なのか、寄生生物との交わる事によって発生した力なのか
見る方に問い続ける様に物語は進んで行きます
優しい主人公が強くなる生き様が加速し、遠くに行ってしまう様で胸が苦しくなります
そして劇中の音楽は主人公の心境を静かに表現されています
音楽は単調なリズムが繰り返される独特のリズムですが、
寄生獣の世界感を支える礎になってる様に思えます
感想(人間社会)
物語に描かれている最大のテーマは多分、人間社会です
地球上の全てを人間中心の社会で覆われている為、
自然との在り方をもう一度見直そうと問いかけてる様に思えます
ただその問いも直接描かれている場面は、登場人物の中でたった1人の1回の会話だけです
ストレートに表現しているのですが、その発した言葉の深さを
寄生獣の作品全体から読み取る事が出来る方は極少数だと思います
奇しくも自分はその意味を他の方の感想でしか気付けませんでした
それ程この寄生獣はアニメとして完成の域が高く、深さがあります
終わりに
このアニメ寄生獣の素晴らしさは、始まりから終わりまでキチンと構成だって描かれている事です
無駄な尺の伸ばしはせず、使い回しもしない
視聴者に媚びる様な演出もしない
それでいて全話見終わると心に残ります
やがて記憶から薄れて行くのですが、自分の様に再び見たくなる要素を持ったアニメ作品です
異彩を放つ作品ですので、良かったら見てみませんか?
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